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2024年の人権週間の時期はいつ
この記事では2024年(令和6年)の人権週間の時期はいつなのか。合わせて人権週間の決まり方と、どんな意味があるのかについてご紹介します。
まず、2024年の人権週間はいつからいつまででしょうか。
人権週間は、毎年12月4日から12月10日の1週間です。
したがって、2024年の人権週間も12月4日から12月10日まで。人権週間は月日は決まっていても曜日が決まっているわけではありません。
2024年の人権週間を曜日も含めてご案内すると
2024年(令和6年)の人権週間は、
2024年12月4日(水曜日)から12月10日(火曜日)まで
になります。
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人権週間の決まり方
人権週間はどのようにして決まったのでしょうか。人権週間の時期の意味は、少しだけ歴史を遡る必要がありそうです。
人権週間が定められたきっかけは、1948年の国際連合の総会にあります。
国際連合の前身は国際連盟。
しかし国際連盟に強い権限はなく、その権限の弱さが第2次世界大戦を引き起こす一つの要因となったとも言われています。
そこで結成されたのが戦後の国際連合。1948年の国際連合の総会は回数でいえば第3回大会になります。
では、第3回の国際連合の総会では何が行われたのでしょうか。
それが世界人権宣言で、世界人権宣言で考えられたのが基本的人権の尊重です。
そして、世界の自由、正義及び平和を守るため、全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準を設けるべく、世界人権宣言が採択されています。
ただ、世界人権宣言の採択だけではインパクトが弱いということでしょうか。
2年後の1950年、第5回国際連合総会で「人権デー」が採択されています。
人権デーと制定されたのは、第3回総会で世界人権宣言が採択された日である12月10日。したがって、現在でも12月10日は人権デーとされています。
国際連合で定めたのが人権デー。
では、日本の人権週間のいつからいつまでは、どのようにして定まったのでしょうか。
日本で人権週間が定められたのは1949年。
国際連合で人権デーが定められるより前に、日本では人権週間が定められています。
では、どうして12月4日から12月10日の1週間が人権週間となったのでしょうか。
それは前述のとおり、世界人権宣言が採択された日である12月10日が大きな意味を持っています。
日本の人権週間は12月10日を人権週間の最終日と定め、その日を含む前の1週間を人権週間としています。
人権週間は最初に最終日を定めて、そのうえで全体の期間を決めていることがわかります。
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さいごに 人権週間にはどんな意味があるの
日本の人権週間は国際連合が採択した世界人権宣言。そして、人権デーに深く関わりのあることがわかります。日本の人権週間はそれらの趣旨を踏まえたうえで、日本の人権週間独自の意味が定められています。
日本の人権週間の意味とは、まず、世界人権宣言の趣旨及びその重要性を広く国民に訴えかけることです。
さらに人権尊重思想の普及高揚を図るため、人権週間の中でさまざまなイベントを催すことになっています。
ところで、人権週間で中心となっているのは法務省です。法務省では毎年の人権週間において、啓発活動重点目標を定めています。
人権週間のいつからいつまでは毎年同じですが、各年の啓発活動重点目標はそれぞれに定められています。
少しだけ過去に遡りますが、たとえば2016年から2019年まで4年間の人権週間の啓発活動重点目標は次のようなものでした。
2016年~2019年の人権週間の啓発活動重点目標
「みんなで築こう 人権の世紀~考えよう 相手の気持ち 未来へつなげよう 違いを認め合う心~」。
21世紀は人権の世紀とも言われています。そのため、啓発活動重点目標の大きな部分は、この考えがしっかりと示されています。
ただ、人権の在り方そのものは時代とともに変化しています。
人権週間の大きな部分での意味は不変でも、より細かな部分はそのときの情勢に合わせて少しずつ変わっているようにも見受けられます。
ところで、人権週間では啓発活動重点目標が定められていますが、実際には重要目標に基づいて、さらに17の強調事項を掲げ啓発活動を展開しています。
この強調事項が人権週間により細かな意味を持たせ、具体的な活動の指針になっています。
17の強調事項についての詳細は省略をさせていただきますが、たとえば「女性の人権を守ろう」「子どもの人権を守ろう」「高齢者の人権を守ろう」などが列挙されています。
現在の日本はたくさんの「○○週間」があって一つ一つを覚えるのは大変ですが、人権週間はとても大切な意味を持つもの。
特に人権週間は意識しておきたいですね。
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