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はじめに 東京三大豆大福とは
この記事では、東京三大豆大福と言われているお店と、それぞれの特徴を簡単にご紹介していきます。結論から先に書くと、東京三大豆大福は高輪松島屋、原宿瑞穂、護国寺群林堂の三店で作られている豆大福というのが、一般的に聞かれる意見のようです。
ところで、大福とはどのような和菓子なのでしょうか。
大福が生まれたのは江戸時代の中期。大福は小豆から作った餡を餅でくるんだもの。餡も餅も腹持ちが良いことから、当初は「大腹」と言われていたようですが、縁起を担いで「大福」という名前になったと考えられています。
大福は数種類あります。
たとえば、草大福は餅にヨモギの葉を混ぜたもの。そのため草大福は表面の色が緑色になります。
また、塩大福も有名です。塩大福は餅や餡に塩を混ぜたもの。甘さだけではない大福ということで根強い人気があります。
では、豆大福はどのような大福なのでしょうか。豆大福とは、外側の餅に大豆や赤エンドウ豆を混ぜ込んだ大福ということです。このような大福を豆が入った大福ということで豆大福と称しています。
豆大福というと小さな大福をイメージしてしまうこともありそうですが、豆大福とは大福に豆が練りこまれているもの。これが正解のようです。
それでは次に東京三大豆大福にあげられている、三つの名店の豆大福の特徴などを簡単にご紹介していきます。
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東京三大豆大福1 松島屋(まつしまや)
松島屋は、東京都港区高輪1-5-25にあります。最寄り駅は、都営浅草線泉岳寺駅または都営三田線白銀高輪駅になります。松島屋の豆大福の特徴は次のとおりです。
餅に入っている赤エンドウ豆は比較的大きいのが特徴です。そのため餅そのものは柔らかいのですが、そこそこの歯ごたえがあります。
中に入っている餡は粒あんです。しかも粒がしっかりと残っていて、甘さも控え目。
松島屋の豆大福は、餅にも餡にもそれなりの歯ごたえがあり、他の柔らかめの大福とは一線を画す。食べ応えのある昔ながらの豆大福といった趣があります。
松島屋の豆大福は、東京三大豆大福の一つに数えられる名店。そのため並んで買うというのは当たり前で、場合によっては午前中に売り切れてしまうこともあるようです。
並ぶのは覚悟のうえで、しかも午前中には買いに行くというのがおすすめです。
東京三大豆大福2 瑞穂(みずほ)
瑞穂は東京都渋谷区神宮前6-8-7にあります。最寄り駅は、東京メトロ千代田線明治神宮前駅。また、JR山手線原宿駅からも徒歩圏内です。瑞穂の豆大福の特徴は次のとおりです。
餅に入っている赤エンドウ豆の量は少なめです。また、餅は柔らかく薄目で、薄めの餅にたくさんの餡が入っているのが特徴です。
中に入っている餡はこしあんです。粒あんの食感が苦手な方はむしろこちらがおすすめです。
外側の餅は薄手で柔らかくて少し塩気がある。中の餡はこしあんで、少し甘めである。このコントラストから、瑞穂の豆大福は上品さを感じさせるものに仕上がっているという特徴が見受けられます。
瑞穂の豆大福は東京三大豆大福の一つに数えられる名店。並んで買うというのは当たり前で、場合によっては午前中に売り切れてしまうこともあるようです。
並ぶのは覚悟のうえで、しかも午前中には買いに行くというのがおすすめです。
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東京三大豆大福3 群林堂(ぐんりんどう)
群林堂は東京都文京区音羽2-1-2にあります。最寄り駅は、東京メトロ有楽町線護国寺駅。群林堂の豆大福の大きな特徴は、餅に多量の赤エンドウ豆がはいっていること。赤エンドウ豆の存在感は東京三大大福の中でも随一です。
また、餅そのものも柔らかく、餅の柔らかさと豆の歯ごたえのコンビネーションは見事です。
中の餡は粒あん。ただし、粒はほとんどつぶれているので、粒あんとはいっても食感はこしあんよりの粒あんになります。また、餡の塩分は少なく甘めの餡というのも群林堂の豆大福の特徴になります。
全体として群林堂の豆大福は外側の餅が比較的薄く、餅の中にある豆と中の餡が多いというのが特徴で、食べ応えのある豆大福と言えそうです。
群林堂の豆大福は東京三大豆大福の一つに数えられる名店。並んで買うというのは当たり前で、場合によっては午前中に売り切れてしまうこともあるようです。
並ぶのは覚悟のうえで、しかも午前中には買いに行くというのがおすすめです。
まとめ
この記事では、東京三大豆大福のそれぞれの特徴を簡単にご紹介してきました。
そこで、三つの名店の特徴を簡単に振り返ってみると
◎ 松島屋の豆大福は、餅に入っている赤エンドウ豆の粒が大きめなこと、餡は粒あんでしっかりと粒が残っていることが特徴。
◎ 瑞穂の豆大福は、餅に入っている赤エンドウ豆は少なめ、餡はこしあんであることが特徴。
◎ 群林堂の豆大福は、餅にたくさんの赤エンドウ豆が入っていること、粒あんだけどこしあんに近い食感であることが特徴。
東京三大豆大福と言っても、それぞれに大きな違いがあることがわかります。
できることなら東京三大豆大福のすべてを食べ比べたいところですが、すべてを食べるのが難しい場合は、特徴をつかんで好みの店を訪れるのも良いですね。
なお、店舗の場所が変わる可能性は低いので住所は記載させていただきましたが、営業日や営業時間は変更の可能性もあるため割愛をさせていただきました。
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