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子どもに大切な意味があるしめ飾り
この記事では、正月飾りの一つであるしめ飾りの意味についてお伝えします。どうやら、しめ飾りは子どもにとっても大切な意味があったようです。
ところで、年の暮れになるとしめ飾りが売られるようになります。
昔は、年末に特設の屋台のようなものがでていて、威勢よくしめ飾りが売られていました。
今では、そんな師走の風物詩を見る機会も減り、しめ飾りはスーパーや100円ショップなどで見かけるようになっています。
昔に比べると、しめ飾りを買う場所も大きく変わり、値段も昔より安価で求められることも多くなりましたが、それでもしめ飾りが持つ意味は昔と変わりません。
そこで、この記事ではともすれば忘れがちなしめ飾りの意味について、お伝えをすることにしました。
どうやらしめ飾りには、子どもにとっても大切な意味があるようです。
しめ飾りの意味とは
しめ飾りの意味を考えるとき、そこにはある神様が登場します。その神様とは、年神様(としがみさま)です。
年神様は新年の神様で、「正月様」とか「歳徳神(としとくじん)」と称されることもあります。
年神様は新しい年の初めに高い山から降りてきて、正月の間、それぞれの家に留まり、見守り、願いをかなえてくれる神様と言われています。
年神様がかなえてくれる願いとは、その年の作物が豊かに実ること、そして家族が幸せに暮らせること。
年神様はその年の作物の豊作と、家族の幸せをもたらせてくれる神様として知られていますが、それだけではありません。
年神様は、さらに子どもや孫など子孫の繁栄を見守ってくれる神様とされていました。
これは、年神様は昔に亡くなった先祖が山に上り神になり、正月になると山を下りてくると信じられていたためです。
年神様はこのように農耕の神様であると同時に、子どもや孫の無事を見守ってくれる神様と考えられていました。
しかし、年神様を迎えるためには相応な準備が必要で、その中の一つがしめ飾りです。
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年神様を迎える準備としめ飾りを飾る場所
正月、年神様をお迎えするためには相応な準備が必要です。そして、年神様が滞在するのは神聖な場所とされています。
年神様をお迎えする前に、家の中を清潔にしなくてはいけません。そのために行われるのが年末の大掃除です。
家を清潔にしたら、次に年神様を迎える準備をします。その準備の一つとして大切なのがしめ飾りです。
しめ飾りは、自分の家を年神様にお知らせするために飾るものと考えられています。
したがって、しめ飾りを飾る場所は一般的には家の玄関になります。
では、しめ飾りそのものにはどのような意味があるのでしょうか。
しめ飾りには裏白(うらじろ)、ゆずり葉、橙(だいだい)などの縁起物があしらわれていて、それぞれに意味があります。
★ 裏白はシダの一種で、長寿を願うという意味があります。
★ ゆずり葉は、家系を絶やさないことを願うという意味があります。
★ 橙は、代々栄えることを願うという意味があります。
しめ飾りには、豊作や子どもや孫の無事を願うという意味があります。
そして、しめ飾りにある縁起物にも、それぞれの意味が込められています。
言い換えると縁起物が集まり、しめ飾り全体の意味を作り上げているといえそうです。
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さいごに
この記事では「しめ飾りの意味とは」ということで、しめ飾りには子どもにとっても大切な意味があることをご紹介してきました。
最近では、玄関に飾られるのはクリスマス関連の飾り物で、しめ飾りは忘れられた存在になりつつあります。
確かにクリスマスの飾りは種類も豊富で色も鮮やかなので、しめ飾りよりも見栄えは良いかもしれません。
でも、しめ飾りは子どもの無事を願うという大切な意味があります。また、しめ飾りを飾る風習は江戸時代にはあったと考えられています。
歴史があり、意味もあるしめ飾り。正月にしめ飾りを飾る風習がこれからも続くとよいですね。
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