スポンサーリンク
目次
はじめに
この記事では、大相撲初日のイベントとスケジュールをご案内します。ところで、年に6回の奇数月に開催される大相撲本場所。本場所は奇数月の第2日曜日に始まり、第4日曜日に終わります。
日曜日に始まり、日曜日に終わるので日数は全部で15日。その最初の日を初日、終わりの日を千秋楽と言っています。
では、大相撲本場所の初日にはどのようなイベントがあるのでしょうか。
また、初日のスケジュールはどのようになっているのでしょうか。
大相撲初日のイベント
大相撲の初日は他の日にはないイベントが2つあります。一つは「協会ごあいさつ」、もう一つは「天皇賜杯返還」です。協会ごあいさつ
大相撲を運営するのは公益財団法人日本相撲協会です。日本相撲協会の理事長が、三役以上の力士とともに土俵に上がり、お客様にご挨拶をするのが協会ごあいさつです。
なお、協会ごあいさつは初日だけでなく千秋楽にも行われています。
参考
大相撲の三役については大きく2つの説があります。それは、小結と関脇を三役とする説と、小結・関脇に加えて大関を三役とする説です。
もっとも協会ごあいさつでは、小結・関脇・大関だけでなく横綱も土俵に上がることになっています。
天皇賜杯返還
天皇賜杯返還は、前の場所で優勝し天皇賜杯を拝戴(はいたい)された力士が、その天皇賜杯を返還する儀式です。優勝すると他にも内閣総理大臣杯などが授与されますが、返還の儀式があるのは天皇賜杯だけです。天皇賜杯はそれだけ重みがあるといえそうです。
なお、天皇賜杯を返還するのは前の場所で優勝した力士ですが、休場などで返還ができない場合は、その優勝した力士が所属する部屋の師匠が返還することになります。
スポンサーリンク
大相撲初日のスケジュール
初日のスケジュールを一覧で示すと次のとおりとなります。① 午前8時 | 開場 |
② 午前8時25分 | 序ノ口の取り組み開始 |
③ 午後2時05分 | 十両土俵入り・十両取り組み開始 |
④ 午後3時20分 | 協会ごあいさつ |
⑤ 午後3時30分 | 幕内土俵入り |
⑥ 午後3時50分 | 横綱土俵入り・天皇賜杯返還 |
⑦ 中入り | |
⑧ 午後4時10分 | 幕内取り組み開始 |
⑨ 午後5時55分 | 弓取式 |
初日のスケジュール① 開場(午前8時)
本場所の開場時間は午前8時になります。初日のスケジュール② 序ノ口取り組み開始(午前8時25分)
他の日の取り組み開始は午前8時35分頃ですが、初日の取り組み開始は10分早い午前8時25分頃からになります。その理由は、初日には前相撲が行われないためです。なお、取り組みは序の口から始まり、序二段、三段目、幕下と続きます。
参考 前相撲とは
前相撲は入門したての新弟子の取り組みのことで、3日目(大阪場所は2日目)より行われます。
初日のスケジュール③ 十両土俵入り・十両取り組み開始(午後2時5分)
十両土俵入りは、幕下の取り組みの最後の5番を残した時点で行われます。他の日の十両土俵入りは午後2時15分頃より始まりますが、初日の十両土俵入りは10分早い午後2時5分頃からになります。
十両土俵入りが終わると幕下の取り組みで残っていた5番が行われ、その後、十両の取り組みが始まります。
スポンサーリンク
初日のスケジュール④ 協会ごあいさつ(午後3時20分)
協会ごあいさつは、十両の取り組みの最後の3番を残した時点で行われます。協会ごあいさつが終わると十両の取り組みで残っていた3番が行われ、その後、幕内土俵入りになります。
初日のスケジュール⑤ 幕内土俵入り(午後3時30分)
幕内土俵入りは東西の順序があります。土俵入りは初日(1日目)や千秋楽(15日目)などの奇数日は東方から登場。偶数日は西方からの登場になります。
初日のスケジュール⑥ 横綱土俵入り・天皇賜杯返還(午後3時50分)
初日だけのイベントである天皇賜杯返還は、横綱土俵入りの後に行われます。初日のスケジュール⑦ 中入り
中入りとは幕内取り組み開始までの休憩時間です。中入りでは立行司により翌日の取り組み披露が行われます。ただし、中入りは時間調整として使われることも多く、進行が遅れ気味の場合は短縮されることもあります。
初日のスケジュール⑧ 幕内取り組み開始(午後4時10分)
初日のスケジュール⑨ 弓取式(午後5時55分)
弓取式は、勝者が土俵上で弓を振り舞を演じる儀式です。実際の弓取式は、本場所の結びの一番(各日の最後の取り組み)で勝った力士に代わり、作法を心得た弓取の力士が行うことになっています。
さいごに
それほどの相撲ファンでなくても、本場所が始まると気になるという方も多いのではないでしょうか。
特に大相撲の初日と千秋楽はテレビの視聴率も高いようですし、チケット入手も困難といわれています。
この記事では、本場所の最初の日である初日ならではのイベントとスケジュールのあらましについて、ご案内をしてきました。
実際は、場所ごとに時間のずれが発生することがありますが、ぜひ、テレビ観戦の参考になさってください。
■合わせて読みたい
スポンサーリンク
スポンサーリンク