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はじめに
この記事では、バラを冬に剪定する場合の時期・剪定の方法についてわかりやすくお伝えします。バラは人気の花木で、現在でも世界のあちこちで改良が行われ、毎年のように新しい品種が誕生しています。
そのためバラの品種は数多くありますが、大きく分けると1年に1回咲く一季咲きと、主に春と秋の年2回咲く四季咲きがあります。
この中で四季咲きの品種は、夏と冬に剪定を行うことで、それぞれの季節で花を楽しむことができます。
ここでは、一般的な四季咲きの木立のバラの、冬の剪定の時期や方法などをわかりやすくお伝えします。
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バラの冬剪定の時期
冬の時期の剪定は、美しい春バラを楽しむために必要です。冬のバラの剪定時期はバラの休眠期です。
ではバラの休眠期はいつかというと、期間を長くとると12月~2月と言われていますが、品種や育てられている土地の環境によって時期は微妙に異なります。
したがって、より無難なのは1月中旬から2月上旬で、バラの休眠期に行う冬の剪定は株への負担が少なく、春からの成長に影響を与えにくいと言われています。
もっとも、剪定を行うのは日中の比較的暖かい時間帯が望ましく、剪定を行う剪定ばさみなどの道具は清潔な状態に保っておくことは大切です。
なお、2月下旬など剪定が遅れてしまうと、春バラが咲くまでの時間が短いため花数が減る可能性があります。
冬の剪定が遅れてしまった場合は剪定をしない、あるいは軽く整える程度の剪定にとどめることも大切です。
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バラの冬剪定の方法
ここでは、バラの冬剪定の方法を順番にお伝えします。道具の準備
剪定するために必要な道具を準備します。それそれの道具は清潔な状態に整え、剪定ばさみなどは鋭利なものを用意します。
道具が汚れているとバラが病気になる可能性が高く、鋭利でないと切り口から雑菌が入る可能性が高くなります。
剪定
まず、枯れた枝・古い枝・病気になった枝を取り除き、病虫害を予防します。次に、込み入った枝・交差している枝・内側に向かっている枝を剪定して、株の風通しや日光の当たり具合を改善します。
余計な枝を取り除いたら主幹の剪定をします。
主幹の枝の剪定は、強い枝を残して弱い枝を剪定します。
花の芽は、外に向かって伸びる芽を残すことが理想的で、剪定する場所は芽のすぐ上で枝を斜めに切ることで新しい芽が上向きに伸びるようになります。
また、主幹の剪定を行ったときに、バランスを整えます。
樹高は品種によって異なりますが、一般的には30~60cm、バランスの良い丸みのある形に整えます。
なお、樹高低く剪定すると花数は少なくなるものの花は大きく育ち、樹高高く剪定すると花数は多くなるものの花は小ぶりになります。
剪定後
バラの剪定をしたら、切り口に癒合剤を塗り病害虫を予防します。また、剪定後は緩効性肥料を施し、必要であれば地面にマルチングなどを敷きます。
そして、剪定したときに出た葉や枝は病虫害のリスクを減らすため、きちんと処分します。
まとめ
この記事では、バラを冬に剪定する場合の時期・剪定の方法などについてわかりやすくお伝えしました。バラを剪定する際は、剪定する時期や剪定する方法が大切です。
また、春により美しい花を楽しむためには、剪定前や剪定後のこまめな観察も大切です。
バラの様子を見ながら、その都度適切な対応をすることが、バラの花を楽しむためには必要と言えそうです。
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