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はじめに
椿は丈夫な花木で、管理が適切に行われていれば、毎年概ね同じ時期に花を咲かせます。しかし何かの理由で、蕾はあるのに花が咲かないこともあるようです。
この記事では、蕾はあるのに花が咲かないのはなぜなのか。
その理由をいくつかあげ、それぞれ簡単にお伝えします。
椿の花が咲かないのはなぜ1 勘違い
椿は人気のある花木で、たくさんの園芸品種があります。そのため、咲く時期も花の色も多様で、花の咲き方にも違いがあります。
たとえば、椿の花の咲き方には猪口咲きや筒咲きがあります。
猪口咲き(ちょこざき)は、花弁がお猪口のように開き切らずに咲くこと。
筒咲きは、花弁が合わさって筒状になって咲くことです。
何れも花は咲いているものの、すぼまって咲くことから、花が咲いていないように見えることがあります。
そして、時期が来れば落花することから、この椿は花が咲かないと勘違いすることもあるようです。
椿の花が咲かないのはなぜ2 病気
椿は丈夫な花木ですが、病気にかかることもあります。その一つが花腐菌核病(はなぐされきんかくびょう) で、この病気にかかると花弁に茶色いシミのようなものができ、花が咲く前に落花してしまう。
あるいは、開花期間が非常に短くなってしまいます。
花腐菌核病にかかったら薬剤を散布する。
そして、翌年の発生を防ぐために、落花した花は放置せず、すみやかに処分することが大切です。
椿の花が咲かないのはなぜ3 蕾
椿は蕾をつけすぎることがあります。あまりに蕾が多いと、花を咲かせるエネルギーが不足し、花が咲かない蕾が出てくることができます。
このような時は、蕾の数を減らし、花を咲かせる蕾を残すことが大切です。
椿の花が咲かないのはなぜ4 鳥
椿の花には、メジロやヒヨドリなどが蜜を吸いにやってきます。そのため椿の花が咲いても、小鳥がすぐに寄ってきて、その重さなどで花が傷み落花してしまうことがあります。
椿の花が咲かないのはなぜ5 その他
椿は蕾ができても低温が続くと花が咲かないことがあります。もっとも気温が上昇すれば、問題は解決します。また、それ以外では乾燥が続くと花を咲かせないこともあります。
まとめ
この記事では、椿の蕾はあるのに花が咲かないのはなぜなのか。その理由を5つあげ、それぞれの内容を簡単にお伝えしました。
この中で、特に心配なのが病気です。
椿は丈夫な花木ですが、病気が進行すると樹勢そのものが衰えてしまいます。
蕾はあるのに花が咲かないのは場合は、何よりも原因を探ることが大切なようです。
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