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おせちはいつ食べるの
おせち料理(おせち)は、いつ食べるのでしょうか。おせちには歴史があり、おせちを食べるのはいつからいつまで食べるのかについても、様々な説があるようです。
この記事では、最初におせちの意味をご紹介した後に、おせちはいつ食べるのかの諸説をまとめて簡単にお伝えします。
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おせちの意味とは
おせちには様々な意味が込められていますが、ここでは2つの意味をお伝えします。まず、おせちの由来からくる意味です。
おせち料理は、御節供(おせちく)料理と言われていました。
江戸時代、幕府によって定められたのが五節句です。
年に5回ある節句に、神様に供えるために作られたのが御節供料理で、これが転化したのがおせち料理と言われています。
また、今では五節句ではなく、正月のみ用意されるのがおせちになっています。
こうした経緯から、おせちには正月に神様にお祝いの料理を用意し、お供えした後にそれを食べるという意味があります。
もう一つは、実生活に即したおせちの意味です。
昔は、正月の準備を12月13日の正月事始めから行うものとされ、おせちの用意もその中に含まれていました。
おせちの具材は、縁起の良いものだけでなく、保存ができるものとされていました。
お正月の準備をするのは家庭の主婦という時代が長らく続いていましたが、正月に主婦にのんびりと過ごしてもらえるようにおせちの食材は選ばれています。
もっとも、正月の準備は大みそか(12月31日)を迎えるまでには終わらせるものとされていました。
こうした経緯から、おせちには大みそかを迎える前までに用意し、その後はおせちを食べながら、のんびりと過ごすという意味があります。
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おせちはいつから食べるの
おせちはいつから食べるのかについては2つの説がありますが、その説はご紹介したおせちの意味が関連している可能性があります。おせちは大みそかから食べる
元々、おせちは大晦日から元旦にかけて食べられていたと考えられています。正月の準備は元旦までに終わらせればよいわけではなく、大みそかの前までには終わらせるものとされていました。
正月の準備が終われば、年越しはのんびりとできます。
そこで、大みそかから元旦にかけておせちが食されていました。
大みそかにおせちを食べる地域としては北海道が有名ですが、実際には全国各地に残る風習です。
おせちは大みそかから食べるのは、先ほどお伝えしたおせちの意味の2つ目、大みそかから主婦にゆっくりしてもらうという意味が関連しているのかもしれません。
おせちは正月になったら食べる
正月になると年神様が各家庭にやってきます。年神様にお供えし、年神様に家族の幸せと健康をお祈りして、その後に食べるのがおせちなので、この考え方に従えばおせちは年が明けてから食べることになります。
おせちは正月になったら食べるのは、先ほどお伝えしたおせちの意味の1つ目、おせちの由来からくる意味が関連しているのかもしれません。
おせちはいつまでに食べるの
おせちはいつまでに食べるのかについては、概ね2つの意見があるようです。おせち料理の具材の特徴の一つとして、保存できる食材が使われている点があげられます。
これは、正月には家事をしないでのんびりと過ごしてもらえるようにという意味もあれば、年神様がいるときに包丁や火を使ってはいけないと意味もあるようです。
ただし、昔は冷蔵庫などなかったので、保存ができる日数も限られてしまいます。
おせちはいつまでに食べるのかについては、正月三が日と言われる1月3日まで、あるいは1月6日までという説が有力なようです。
1月6日までという説については、1月7日は人日の節句(じんじつのせっく)で七草がゆを食べる風習があります。
1月6日までにおせちを食べ終え、1月7日に七草がゆを食べるということになりそうです。
まとめ
この記事では、おせちを食べるのはいつからいつまでかの諸説をお伝えしました。おせちを食べるのはいつなのかについては、諸説の中である程度示されているものの、絶対的な決まりごとはなさそうです。
ただ、地域によって、家庭によっては、はっきりと決まりごとになっていることもあるので、まずはそれを知るのが大切かもしれません。
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