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あおさと青のりの違いとは
あおさも青のりも主役になることはほとんどない食材です。また、あおさは「あおさのり」と言われることもありますが、そうなると青のりと語感も似てきます。
普段の生活では、あおさと青のりの違いを意識することは少ないのは確かですが、あおさと青のりは全くの別物。
この記事では、あおさと青のりの違いを4つにまとめて簡単にお伝えします。
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あおさと青のりの違い1 植物としての分類
あおさと青のりの違いで、最初にご紹介するのは植物としての分類です。あおさと青のりも海藻という点では共通していますが、植物としての分類は多少異なります。
あおさは、緑藻類アオサ科アオサ属で、2層の細胞層で構成されています。
なお、あおさはオオバアオサ、アナアオサなどの総称とされています。
青のりは、緑藻類アオサ科アオノリ属で、1層の細胞膜で構成されています。
なお、青のりはスジアオノリ、ウスバアオノリ、ヒラアオノリ、ボウアオノリ、ホソアオノリなどの総称とされています。
あおさと青のりの違い2 形状と風味
あおさは、葉のような形状で、加工するとフレーク状になります。青のりの元の形は細い糸状で、加工すると粉状になります。
香りを比較すると、あおさは香りに乏しく、青のりは香り豊かです。また、あおさには若干の苦みがあり、青のりと比べると食感もパサパサしています。
あおさと青のりの違い3 栄養
あおさには、βカロテン、ナトリウム、カリウム、マグネシウムが含まれています。青のりには、ビタミンB1、B2、B6、カロテン、葉酸が含まれています。
あおさと青のりは栄養面でも大きな違いはありますが、何れも大量に食べることはほとんどないと思われるので、それほど気にかけなくても良いかもしれません。
あおさと青のりの違い4 価格
あおさは、天然で採取されることが多い食材です。青のりは、豊かな香りなどの特性から需要も多く、養殖で育てられることが多い食材です。
天然で採取して加工するあおさと、わざわざ養殖して加工する青のりでは価格にも大きな違いがあります。
あおさと比べると、青のりの価格はかなり高くなるというのが実際のところです。
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まとめ
この記事では、あおさと青のりの違いを4つにまとめてご紹介してきました。
あおさと青のりの違いについて、栄養や価格は見ただけでは判断できません。
一方、あおさはフレーク状、青のりは粉状という形状の違いは、見きわめに役立ちます。
また、あおさは香りに乏しく、青のりは香りが豊かという風味の違いも、見きわめに役立つかもしれません。
ところで、あおさや青のりが使われる食べ物としては、焼きそば・お好み焼き・たこ焼き・ポテトチップスなどがあげられます。
以前は、こうした食べ物には青のりが使われることが一般的でしたが、現在では青のりの価格面などの問題からあおさが使われることが多くなっています。
考えてみれば、あおさや青のりが使われる食べ物は大衆的で、値段が勝負というようなものも多いようです。
そのため、あおさが使われることが多いのも頷けますが、たまには青のりの風味も味わってみたいものですね。
あおさと青のりの違いのまとめ
あおさ | 青のり | |
分類 | 緑藻類アオサ科アオサ属 | 緑藻類アオサ科アオノリ属 |
形状と風味 | フレーク状、香りに乏しい | 粉状、香りが豊か |
栄養 | βカロテン、ナトリウム、カリウム、マグネシウム | ビタミンB1、B2、B6、カロテン、葉酸 |
価格 | 一般的にあおのりより安い | 一般的にあおさより高い |
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