スポンサーリンク
目次
日本三大名瀑(瀑布)の候補となる5つの滝とは
この記事では日本三大名瀑(瀑布)についてご案内します。まずは読み方ですが名瀑は「めいばく」、瀑布は「ばくふ」と読みます。
名瀑も瀑布もあまり馴染みのない文字ですが、何れもわかりやすく言えば「滝」を意味しています。
では、日本三大名瀑(瀑布)はとの滝になるのでしょうか。
日本三大名瀑(瀑布)で必ずでてくるのが華厳の滝と那智の滝です。
どうやら日本三大名瀑(瀑布)のうち、華厳の滝と那智の滝の2つは確定的のように思われます。
しかし、残りの1つ。
日本三大名瀑(瀑布)の残りの1つには袋田の滝を推す意見が多いものの、布引の滝や称名の滝、あるいはそれ以外の滝の名前も挙がってきています。
日本三大名瀑(瀑布)がどれかというのは必ずしも定まっていないので、日本三大名瀑(瀑布)が3つを超えるのは仕方のないところです。
この記事では日本三大名瀑(瀑布)の候補として、華厳の滝・那智の滝・袋田の滝・布引の滝・称名の滝の5つの滝を簡単にご案内させていただきます。
スポンサーリンク
日本三大名瀑(瀑布)1 華厳の滝(けごんのたき 栃木県日光市)
日本でも有数の観光地の日光にあるのが華厳の滝です。
華厳の滝は中禅寺湖から流れる滝で、高さは97m、幅は7mです。
また、華厳の滝の脇からは中禅寺湖の伏流水が何本も細かく流れていています。
一本の太い滝と、その脇を流れ落ちる細かな滝のような伏流水。
全体的な景色がとても荘厳。それが華厳の滝の大きな特徴です。
華厳の滝は日本三大名瀑の一つとされていますが、日光は華厳の滝だけではありません。近隣には霧降の滝、裏見滝、湯滝、竜頭の滝などたくさんの滝が存在します。
日本を代表する「滝」の密集地。その代表となるのが華厳の滝とも言えそうです。
車を利用するのであれば1日ですべての滝を見学することも可能です。
また、日光には日光東照宮、中禅寺湖、いろは坂、戦場ケ原など有名な観光スポットがありますし、たくさんの宿泊場所もあります。
華厳の滝だけなら日帰りも可能でしょうが、できれば泊りがけで出かけたい場所ではないでしょうか。
日本三大名瀑(瀑布)2 那智の滝(なちのたき 和歌山県那智勝浦町)
那智の滝は、高さは133m、幅は13mです。
那智の滝と華厳の滝を直接見比べることはできませんが、華厳の滝よりは一回り大きいのが那智の滝で、高さも水量も日本一を誇る滝と言われています。
那智の滝は飛瀧神社のご神体。そのため、古来より人々の畏敬を集めてきた滝として知られています。
訪れる方の中には日本三大名瀑(瀑布)の中でももっとも美しい滝と絶賛する人も多いようです。
たとえば写真を撮るとき、飛瀧神社と那智の滝を1枚のフレームにおさめることも可能ですし、近くの青岸渡寺の三重塔と那智の滝を1枚のフレームにおさめることもできます。
景色の美しさを楽しみたい、あるいは写真撮影が趣味だという方にとっては特にたまらないスポットのようです。
日本三大名瀑(瀑布)3 袋田の滝(ふくろだのたき 茨城県大子町)
茨城県大子町を流れる久慈川。久慈川の支流である滝川から流れ落ちるのが袋田の滝です。
華厳の滝も那智の滝も断崖絶壁から水が流れ落ちるイメージ。それに対して袋田の滝は崖ではあっても華厳の滝や那智の滝よりも緩やかで、滝そのものも地形に沿って流れ落ちる。
そんなイメージがあります。
私自身2回ほど袋田の滝を見に行きましたが、華厳の滝などのイメージが強かったため、本当にこれが滝なのと驚いた記憶があります。
もっとも華厳の滝や那智の滝とは若干イメージが異なるだけで袋田の滝も立派な滝。特に滝の幅は73mと華厳の滝や那智の滝を凌駕しています。
袋田の滝は四季を通じて楽しめる観光スポットです。
ただ、おすすめは冬。
袋田の滝は「氷瀑」といって条件が整えば凍った滝を見学することができます。
スポンサーリンク
日本三大名瀑(瀑布)4 布引の滝(ぬのびきのたき 兵庫県神戸市)
布引の滝は兵庫県神戸市の生田川から流れる滝です。
これまでご紹介をしてきた華厳の滝、那智の滝、袋田の滝は1つの滝に対してその名称がつけられています。
それに対して布引の滝は4つの滝の総称で、上流から見ていくと最初にあるのが雄滝、次に夫婦滝、鼓滝、最後が雌滝になります。
ところで布引の滝を日本三大名瀑(瀑布)の一つに数えることもありますが、華厳の滝、那智の滝、布引の滝の3つを合わせて日本三大神滝とすることもあります。
もっとも私自身が調べても神滝の意味がはっきりとはつかめていません。
神が関与するのは那智の滝。華厳の滝と布引の滝については仏教との関わりは見られるものの、神との関与がよくわかりませんでした。
日本三大名瀑(瀑布)5 称名滝(しょうみょうたき 富山県立山町)
称名滝は立山連峰の弥陀ヶ原から一気に流れ落ちる滝です。弥陀ヶ原は標高で1600m以上ある高地にあるので雪深いところ。そのため称名滝も他の滝のように気軽に見に行くことができない。
それが日本三大名瀑(瀑布)の中で、称名滝が最有力候補とはならない最大の理由なのかもしれません。
訪れるのであれば一番のおすすめは春。
称名滝の落差は350m。これまでご紹介した滝の中でも最大の落差を誇ります。また、春は雪解けの季節で水量も多くなります。
そのため、運が良ければ称名滝の右側にハンノキ滝、さらにその右側にはソーメン滝。一度に3つの滝を見ることができるようになっています。
行くのが不便な場所ですが、一度は見ておきたい滝です。
さいごに
日本三大名瀑(瀑布)についてご案内をしてきました。日本三大名瀑(瀑布)というのに候補は5つ。
日本三大名瀑(瀑布)は公的に認められたものではないので、3つを超えて候補が出てくるのは当然のことですし、何をもって名瀑とするのかで判断が分かれるのも当然です。
なお、日本三大名瀑(瀑布)については他にも候補が見受けられます。
たとえば、秋保大滝(あきうおおたき 宮城県仙台市)、安倍の大滝(あべのおおたき 静岡県静岡市)、白糸の滝(しらいとのたき 静岡県富士宮市)、白水滝(岐阜県白川村)などですが、こちらについてはご案内を省略させていただきました。
スポンサーリンク
スポンサーリンク