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桜餅の葉っぱは食べることはできるの?柏餅との違いとは

葉っぱでくるまれた道明寺と長命寺の桜餅
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はじめに

代表的な和菓子の一つである桜餅。

桜餅には葉っぱがついていますが、葉っぱは食べることはできるのでしょうか。

あるいは、桜餅の葉っぱを食べることが嫌な場合はどうしたらいいのでしょうか。

この記事ではそのあたりをお伝えするとともに、同じく代表的な和菓子の一つである柏餅との違いについてもお伝えします。

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桜餅の葉っぱとは

桜餅の多くはオオシマザクラ(大島桜)の葉っぱを使っています。

オオシマザクラは日本の固有種で、起源が伊豆大島などであることから名前がつけられています。

また、桜餅に使われることからオオシマザクラは餅桜と呼ばれることもあります。

オオシマザクラの特徴としては、葉っぱが柔らかく加工しやすいこと、他の桜の葉っぱよりも香りが強いこと、他の桜の葉っぱよりも発色が良いこと。

そして、大島桜は成長が早いため、葉っぱの収穫までの時間が短いことなどがあげられます。

オオシマザクラの葉っぱの生産は伊豆半島の松崎町で盛んです。

葉っぱが傷つくと出荷できませんが、松崎町は気候が温暖で風も緩やかなため、傷がなく香りの強いものが収穫できるようです。

なお余談ですが、日本でもっとも有名な桜であるソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンの交配により誕生しています。

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桜餅の葉っぱは食べることはできるの

桜餅の葉っぱは、葉を塩漬けにして食べられるようにしたものです。

言い換えると桜餅の葉っぱは、食べることを前提にして作られています。

桜餅は、餅を塩漬けにした桜の葉っぱでくるんでいます。

これには2つの理由があるようです。

まず餅を葉っぱでくるむことで、餅の乾燥を防ぐとともに、餅に香りをつけることができます。

もう一つは、餅の餡の甘さと、葉っぱの塩味のバランスを楽しむためです。桜餅は、そうした味わいを楽しむことができます。

桜餅の葉っぱを食べることが嫌な場合

桜餅は、甘味と塩味を合わせて楽しむことができる和菓子なので、餅と葉っぱを合わせて食べることを前提に作られています。

ただ、桜の葉っぱの歯触りや香りを苦手にしている方もいます。また、単純に甘味だけを楽しみたい方もいます。

桜餅の葉っぱは食べることはできるけれど、絶対に食べなくてはいけないものでもありません。

葉っぱが苦手という方は、無理して食べる必要はないと言われています。

ところで、桜餅は大別すると長命寺の桜餅と道明寺の桜餅があります。

長命寺の桜餅は、餅と葉っぱをわけることは簡単です。

しかし道明寺の桜餅は、餅から葉っぱをはがすことが難しいかもしれません。

葉っぱを食べることが嫌だという方は、そのあたりも選択の基準になりそうです。

桜餅と柏餅の葉っぱの違い

桜餅も柏餅も、餅を葉っぱでくるむという点は共通しています。

そして桜餅の葉っぱは食べることを前提に作られています。

では、柏餅の葉っぱはどうでしょうか。

柏餅の葉っぱは食べることを前提にしているわけではなく、葉っぱには別の意味が込められています。

柏餅は元々は端午の節句(現在の子どもの日)の行事食でした。

柏の葉は、新芽が育つまでは葉が落ちないという特性があります。

これが、家系が途切れない、あるいは子供の健やかな成長を願うにつながるため、端午の節句の縁起のいい食べ物として柏餅が定着しています。

食べるのを前提とした桜餅、縁起を重視したのが柏餅です。

まとめ

この記事では、桜餅の葉っぱは食べることはできるのか、葉っぱを食べることが嫌な場合はどうしたらいいのか。

合わせて、桜餅と柏餅の葉っぱの意味の違いについてお伝えしました。

ところで、最近では生産農家の高齢化で、オオシマザクラの葉っぱの収穫量が減っているようです。

そのため、外国産の葉っぱを使うようになったり、葉っぱに似せたプラスチックで餅をくるんでいるものも見受けられるようになっています。

食感や味わいも楽しみたい場合、プラスチックの葉っぱには注意が必要です。

 
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