季節や歴史の話題を中心に気になることをご紹介しています。ぜひ、読んでくださいね。

関東三大厄除け大師とは!2つの説と6つの寺院をご紹介

最終更新日:2018-11-03
厄除け大師のイメージイラスト

はじめに 2種類ある関東三大厄除け大師

この記事では、関東三大厄除け大師を簡単にご紹介していきます。

ところで、関東三大厄除け大師に入るのは何処でしょうか。

関東三大厄除け大師のことを書こうと思って調べたところ、関東三大厄除け大師には2つの種類があり、しかもそれぞれはまったくに異なることがわかりました。

その2つとは「関東厄除け三大師」と「関東の三大師」です。この2つの関東三大厄除け大師は、由来もその中に入っている寺院も異なります。

関東三大厄除け大師と言われるのは本当はどちらなのだろうか。その判断は難しいところですが、この記事では最初に「関東厄除け三大師」、次に「関東の三大師」の順番でそれぞれを簡単にご紹介していきます。

 
2種類ある関東三大厄除け大師

関東厄除け三大師

関東の三大師

スポンサーリンク


関東三大厄除け大師1 関東厄除け三大師とは

川崎大師

川崎大師



関東厄除け三大師を分解すると関東、厄除け、三、大師となります。

ここで問題になるのは最後の大師です。大師とは誰のことなのか。このあたりがわかると関東厄除け三大師も分かりやすくなると思われます。

大師とは、一般的には弘法大師(774年~835年)のことと考えられています。弘法大師は平安時代前期の僧で、空海の名前で知られていますし、遍照金剛(へんじょうこんごう)という号でも知られています。

弘法大師は真言宗の開祖。つまり、関東厄除け三大師に入る3つの寺院はすべて弘法大師を祀る真言宗の寺院である事が分かります。

そして、関東厄除け三大師の3つの寺院にあげられるのは、西新井大師、川崎大師、観福寺になります。

 
関東厄除け三大師

西新井大師(にしあらいだいし)

川崎大師(かわさきだいし)

観福寺(かんぷくじ)

関東厄除け三大師1 西新井大師

西新井大師は真言宗豊山派(しんごんしゅうぶざんは)に属する寺院で、正式名称は五智山遍照院總持寺(ごちさんへんじょういんそうじじ)。西新井大師は通称になります。

西新井大師があるのは、東京都足立区西新井。建立されたのは826年。弘法大師がこの地を通ったのをきっかけとして建立されたと言われています。

関東厄除け三大師2 川崎大師

川崎大師は真言宗智山派(しんごんしゅうちさんは)に属する寺院で、正式名称は金剛山金乗院平間寺(こんごうさんきんじょういんへいけんじ)。川崎大師は通称になります。

川崎大師があるのは、神奈川県川崎市川崎区。建立されたのは1128年。平間兼乗が海に網を投げ入れたところ、海中より弘法大師の木像を引き上げたことが、寺院建立のきっかけになったと言われています。

関東厄除け三大師3 観福寺

観福寺は真言宗豊山派に属する寺院で正式名称は妙光山観福寺(みょうこうさんかんぷくじ)。

観福寺があるのは、千葉県香取市。建立されたのは890年。

関東厄除け三大師の西新井大師や川崎大師よりは知名度という点で劣るようにも見受けられますが、実際には江戸時代より厄除大師信仰で庶民には人気の高かった寺院です。

スポンサーリンク


関東三大厄除け大師2 関東の三大師とは

川越大師

川越大師



関東三大厄除け大師として、先に関東厄除け三大師をご紹介してきました。

では、関東の三大師とは何でしょうか。また、関東厄除け三大師と関東の三大師との違いは何でしょうか。

関東厄除け三大師は、弘法大師に縁のある寺院とご紹介してきました。それに対して関東の三大師は、元三大師(がんざんだいし 912年~985年)に縁のある寺院になります。

元三大師は、良源(りょうげん)または慈恵大師(じえだいし)としても知られています。元三大師は天台宗の僧で、一時期荒廃していた比叡山延暦寺を再興したことから、延暦寺中興の祖として知られています。

また、元三大師は現代にも伝わる「おみくじ」の創始者とも言われていますが、合わせて「厄除け大師」としても有名です。この元三大師を祀る寺院の中でも、特に3つの寺院を関東の三大師と称しています。

関東の三大師といわれる候補は3つ以上あるようですが、一般的に佐野厄除け大師、青柳大師、川越大師の3つがあげられます。

 
関東の三大師

・ 佐野厄除け大師(さのやくよけだいし)

・ 青柳大師(あおやぎだいし)

・ 川越大師(かわごえだいし)

 

関東の三大師1 佐野厄除け大師

佐野厄除け大師は天台宗に属する寺院で、正式名称は春日岡山転法輪院惣宗官寺(かすがおかやまてんぼうりんいんそうしゅうかんじ)。佐野厄除け大師は通称になります。

佐野厄除け大師があるのは、栃木県佐野市。建立されたのは944年。関東地方では年末になるとたくさんのCMが流れることでも知られていて、厄除け大師の中でもとりわけ知名度が高いようです。

関東の三大師2 青柳大師

青柳大師は天台宗に属する寺院で、正式名称は青柳山談義堂院龍蔵寺(せいりゅうさんだんぎどういんりゅうぞうじ)。青柳大師は通称になります。

佐野厄除け大師があるのは、群馬県前橋市。建立されたのは784年になります。

関東の三大師3 川越大師

川越大師は天台宗に属する寺院で、正式名称は星野山無量寿寺喜多院(せいやさんむりょうじゅじきたいん)。川越大師は通称になります。

川越大師があるのは、埼玉県川越市。建立されたのは830年になります。

まとめ

関東三大厄除け大師には、関東厄除け三大師と関東の三大師の2つがあるようです。関東厄除け三大師は真言宗の寺院であるのに対して、関東の三大師は天台宗の寺院。

どちらも、関東三大厄除け大師であることは間違いのないところですが、関東厄除け三大師と関東の三大師の2つは明らかに異なるもの。

関東に住んでいると、年末から年始にかけて初詣や厄除けで多くのCMが放映されています。これまではあまり気に留めることはありませんでしたが、これからは関東厄除け三大師と関東の三大師の違いを理解して訪れたい。

個人的にはそんな風に思っています。

スポンサーリンク

関連記事

ナビゲーション

自己紹介

こんにちは!風来爺です。年金を受け取る年齢ではないものの最近は体力の衰えを感じる自由人です。大学時代はアルバイトばかりしていましたが一応は日本史専攻、そして今は田舎に住んでいて季節の移り変わりを楽しんでいます。そんなことから、このサイトでは季節や歴史の話題を中心に思いつくままいろいろなことを書いています。

人間は柔らかいのですが、文章は硬くなりがちです。読みにくい部分もあるかと思いますが末永くお付き合いください。

アーカイブ