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野球の打順の役割や組み方はセオリーではどうなってるの?

野球の打者のシルエット
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はじめに

この記事では「野球の打順の役割や組み方はセオリーではどうなってるの」をテーマに、1番から9番までの役割を中心にご案内します。

1番から9番まで、すべての選手が3割30本30盗塁できるのであれば、監督も打順の組み方に苦労することはないと思います。

しかし、そのようなチームは現実には存在しません。

そこで考えるのは、打順に求められる役割と、その組み方になります。

打順に求められる役割と組み方には、一般的に言われているセオリーのようなものがあります。

ただ、実際にはチームの選手構成であるとか、監督の考え方で、打順の組み方は大きく変わります。

そのことをご承知いただいたうえで、野球の打順の役割や組み方について、一般的に言われているセオリーをご紹介します。

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1番バッターの役割

1番バッターは、試合で一番打席に立つ機会が多い打順です。

そこで求められるのは出塁率ですが、出塁率を高めるのはヒットばかりではなく、四球を選ぶという手段もあります。

したがって、出塁率を高めるための、ミート力の高さと選球眼の良さが求められます。

また、出塁した後は得点の可能性を高めるための盗塁も大切です。

盗塁数をあげていくためには、俊足であるばかりでなく、技術に秀でていることが望まれます。

1番バッターの役割として求められるのは、「リードオフマン」としての出塁率と盗塁数です。

2番バッターの役割

2番バッターには、多彩な役割が求められます。

塁にランナーがいるとき、技術的にはバントや進塁打、あるいはヒットエンドランなど、様々な小技ができる器用さ。

また、ランナーを先の塁に進めるための、状況判断能力の高さが求められます。

一方、ランナーがいないときは、1番バッターと同様、自ら出塁するためのミート力の高さと選球眼の良さが求められます。

2番バッターは「野球を知っている選手」が向いているのではないでしょうか。

3番バッターの役割

3番バッターは、ランナーがいる場面で打席に立つことが多い打順です。

したがってランナーを進める、高い打撃センスとそれに伴う打率が求められます。また、打率だけでなく、勝負強さを示す得点圏打率が高いことも大切です。

長打力があればさらに良いのですが、むしろ打率、特に得点圏打率の高さが求められます。

なお、メジャーリーグでは3番バッターに、チーム最強の打者を配置することが多く、日本でもチームによっては特に3番を重視するチームもあります。

もっとも古くからの感覚でいえば、3番打者のイメージは本塁打王というよりも、首位打者ではないでしょうか。

4番バッターの役割

打線の中心をなすのが4番バッターです。

4番バッターは打線の中でもポイントゲッターになる存在なので、プレッシャーに強く勝負強さがある選手、相手バッテリーが勝負を避けたくなる存在感のある選手が求められます。

アウトカウントにもよりますが、塁に走者がいるときは得点圏打率の高さ、最低でも犠牲フライが打てる選手。

走者の有無にかかわらず、長打力があり本塁打が狙える選手が望まれます。

役割は3番バッターに似ていますが、3番バッターが打率重視なのに対して、4番バッターは長打力に基づく打点重視の役割を担うことになります。

5番バッターの役割

3番から5番までをクリーンアップということがあります。

3番から5番までは、走者を一掃する役割があるという意味での命名ですが、その最後を担うのが5番です。

4番バッターが好調だと、走者がいても4番との勝負を避け、5番と勝負という場合があります。

逆にチャンスで4番が凡退すると、4番の役割がそのまま5番にかかってきます。

5番バッターに求められるのは勝負強さ、技術的に求められるのは状況に応じたバッティングで、結果としてついてくるのが打点です。

3番と比較したら、打率は低いかもしれません。

4番と比較したら、本塁打は少ないかもしれません。

ただ、クリーンアップの最後を担うバッターであるという意味からも、期待される役割は大きく、最終的に求められるのは、やはり打点ということになりそうです。

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6番バッターの役割

上位打線と下位打線のつなぎ目にあたるのが6番です。クリーンアップほどの打撃力を求めるのは難しいかもしれません。

ただ、クリーンアップが残した走者を、本塁に帰す役割が与えられることがあります。また、チャンスメークの役割が期待されることもあります。

したがって、中距離打者でも、長距離打者でもかまいませんが、ある程度の打撃力が求められます。

7番バッターの役割

後ろの8番や9番バッターは打撃力が弱く、ヒットを打つ確率は低くなります。一方、ランナーがいた場合の8番や9番は、犠打を求められることが多くなります。

7番に犠打が求められることは、可能性としては低くなります。7番は他の打順より、比較的自由に打たせてもらえる打順と言えそうです。

相手チームにとって怖いのは、7番バッターが意外性を持っていること。

クリーンアップが終わって安心したところで、7番バッターに長打を浴びると、相手チームは怖さを感じるようになります。

また、本来クリーンアップを打っている選手が調子を落として、一時的に6番や7番を打つこともありますが、これも相手チームにとっては嫌なのではないでしょうか。

8番バッターの役割

8番まで打順が下がると、打率も打点もあまり期待できなくなります。

8番に置かれることが多いのは捕手です。

捕手は守備の要と言われている通り、守りに多大なエネルギーを使うので、多少の例外はあるものの、なかなか打撃に神経を使うのが難しいポジションです。

ただ、それでも打順に組み込まれている以上、求められるものはあります。

それは、打席で粘り強さを見せられることと、犠打ができることです。

たとえ出塁できなくても、相手投手に球数を投げさせることができれば、投手の疲労が早く訪れますし、犠打ができればランナーを進めて得点の可能性が高まります。

9番バッターの役割

セ・リーグは投手も打席に入りますが、パ・リーグはDH制で、通常投手は打席に入らないので、9番の役割も異なります。

セ・リーグの場合

投手も打席に入るセ・リーグの場合、9番に入ることが多いのは投手です。

多くの場合、投手は最も打撃が期待できない選手です。

実際、安打を放つのは難しいかもしれませんが、ランナーがいた場合に犠打が打てることはとりわけ重要になります。

パ・リーグの場合

パ・リーグで9番に入る選手は、投手ではありません。ただ上位打線と比べると、打席に立つのは必然的に少なくなります。

9番に入る選手は、打率もそれほど高くなく、長打も期待できない選手が多いようです。

しかし9番が出塁すれば上位にまわり、得点の可能性も高くなります。そこで、出塁した9番に求められるのは、機動力です。

9番バッターは、1番バッターほどは打てないけれど、ある程度の出塁は期待できる選手。そして出塁したら、足が速く盗塁ができる選手。

そんな選手が9番に入ることが多いようです。

1番から9番までの打順の役割【まとめ】

ここまでお伝えしてきた、1番から9番までの打順の役割を、表にして簡単にまとめてみました。

 
打順役割
1番出塁率の高さと盗塁数の多さ
2番器用さ・状況判断力能力の高さと出塁率の高さ
3番打撃センスと打率(得点圏打率)の高さ
4番長打力と打点の多さ
5番勝負強さと打点の多さ
6番ある程度の打撃力
7番意外性のある打撃
8番粘り強さと犠打
9番(セ・リーグ)犠打
9番(パ・リーグ)出塁率の高さと盗塁数の多さ

さいごに

この記事では「野球の打順の役割や組み方は一般的セオリーではどうなってるの」をテーマに、1番から9番までの役割をお伝えしてきました。

ここで書いたのは、一般的に言われていることの概略をまとめたものですが、そもそも打順の役割や組み方に絶対的な定義はなく、当然異論もあるはずです。

また、実際に打順の組み方を考えるのは監督ですが、監督はその時のチーム状況で打順の組み方を変えていくはずですし、監督によってはそこに大きな個性が発揮されることも往々にしてあります。

ところで、野球には「センターライン」という言葉があります。

センターラインは、キャッチャー・セカンド・ショート・センターというポジションの総称ですが、センターラインに求められるのは守備力です。

たとえば、打撃が優れていてもエラーが多い選手と、打撃は劣るが守備は鉄壁を誇る選手がいた場合、監督はどちらを選ぶでしょうか。

程度によって判断も変わるでしょうが、少なくとも打撃が優れていてもエラーが多い選手が、無条件で選ばれる可能性は低いと思われます。

つまり、打順の組み方は必ずしも打撃の優劣だけでは決められないという側面があるのも確かです。

日本にはプロ野球だけでなく、少年野球から社会人野球まで様々なレベルの野球があり、それぞれのチームには監督がいます。

監督が打順の組み方をどのように考えているのかを見るのも、野球の醍醐味の一つかもしれないですね。

 
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