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目次
はじめに
この記事では「京都散歩コース2金閣寺と周辺の4寺院を歩いて巡った経験談」をテーマに、私自身が散歩コースを設定して楽しみながら巡った5つの寺院を感想と所要時間付きでご紹介していきます。私は旅行会社に勤めているわけでも、旅行に精通しているわけでもありません。旅の初心者が京都にある金閣寺を見たいと思い立ち、金閣寺を起点に周辺の有名な寺院を歩いて観光したい。そんな思いが背中を後押しして、実際に自分でお散歩コースを設定して5つの寺院を巡った体験記です。
5つのお寺の感想と所要時間をご案内をしていきますので、金閣寺周辺をお散歩コースとして楽しみたい方は、ぜひ参考になさってください。
★ 行った日 ⇒ 5月下旬の平日
★ 天候 ⇒ 雨
★ 気温 ⇒ 20度前後
★ 巡った寺院
① 金閣寺
② 等持院
③ 龍安寺
④ 仁和寺
⑤ 妙心寺
1 金閣寺(鹿苑寺 ろくおんじ)
京都駅からバスに乗り約40分、金閣寺前というバス停で下車しました。早速、今回のお散歩コースの最初の地である金閣寺に向かいます。
金閣寺は、室町幕府の第3代将軍足利義満が山荘に使っていたところで、後に禅寺に改められました。世界遺産に指定されている金閣寺の何よりの見どころは、三層構造の金閣寺がその前の池(鏡湖池)に映りこむ「逆さ金閣」。
黄金色に輝く寺院は他では決して見られないもの。金閣寺が世界遺産に指定されているのも当然のことと思われます。
金閣寺を訪ねた感想
金閣寺を訪ねた印象ですが、第一に感じたのはとても混雑をしているということでした。到着は平日の比較的早い時間帯(午前9時20分)で雨が降っているのに大勢の人。もっとも、大部分は修学旅行生と外国人客。ほとんどがツアーなので曜日も天候も関係はないようです。
少し困ったのは入るとき。拝観チケットを買うとき、券の売り場はいくつもありましたが、柵などできちんと整列させる手段がとられていませんでした。そのため、並んでいても横から割り込まれたりすることもしばしば。団体客は関係ありませんが、個人で行く場合は少し大変だと思います。
もっともそのことを除けば、人がたくさんいても寺域は広いですし、人も常に動いています。多少、混んでいてもしっかりと拝観はできました。やはり、金閣寺は外すことはできないスポットです。
※ 金閣寺での所要時間 40分
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2 等持院(とうじいん)
金閣寺からお散歩気分で歩くこと約20分で等持院に着きます。金閣寺から等持院への道は、若干分かりにくいところもありましたが、基本的には立命館大学に沿って歩くことで迷いなく到着をしました。
等持院は、室町幕府の初代将軍足利尊氏が一族の菩提寺として創建したもので足利尊氏の墓などがあります。等持院の見どころは本堂などの建造物と庭。
残念なことに本堂は現在改修工事で見ることはできませんでした。正直なところ、等持院の拝観は除こうかという思いもありましたが、庭だけでもと思い行くことにしました。
等持院を訪ねた感想
等持院の庭は夢窓礎石の作庭によるもので、四季折々の素朴な風景を楽しむことができます。実際、金閣寺の喧騒ぶりとはうって変わって、京都ならではの静寂の空間が等持院にはありました。建物の中の座敷から、ぼんやりと庭を眺めていたのは、私自身にとって有意義な時間になりました。今回は庭だけでしたが、修復が終わったら改めて訪ねてみたい場所です。
※ 等持院での所要時間 40分
3 龍安寺(りゅうあんじ)
等持院から徒歩10分で龍安寺に着きます。龍安寺は、室町幕府の第8代将軍足利義政の時代に起きた応仁の乱で東軍総大将を務めたことでも知られる細川勝元が創建した寺院です。
龍安寺でとりわけ有名なのは枯山水庭園。白砂の中に15個の石を配した龍安寺の庭園は世界的にも有名です。
龍安寺を訪ねた感想
たまたまかもしれませんが、龍安寺に着いた頃は金閣寺と同じように大混雑。特に入り口付近の混雑がひどく、やはり拝観券を購入するのに苦労をしました。もっとも、そこを過ぎれば寺域が広いのでゆっくりと見学することはできますし、枯山水庭園も修学旅行生たちの多くはあっさりと通り過ぎるので、案外ゆっくりと堪能することができました。
静かな中で庭を楽しみたいという思いがあるものの、世界遺産だけに仕方のないところ。やはり龍安寺も見ておきたい寺院の一つです。
なお、この日の昼食は龍安寺内にある西源院というところで京都名物の湯豆腐をいただきました。西源院の目の前にある美しい庭を見ながら、おいしい湯豆腐を食べる。思い切り、ぜいたくな時間を過ごせたような気がします。
※ 等持院での所要時間 90分(食事時間45分を含む)
4 仁和寺(にんなじ)
龍安寺から徒歩15分で仁和寺に着きます。仁和寺は平安時代に宇多天皇により創建されます。見どころは御所の紫宸殿を移築した金堂と五重塔です。また、春の御室桜(おむろざくら)、秋の紅葉には多くの人で賑わうようです。
もっとも、私が訪ねたのは5月の平日で雨。世界遺産といえども、この日の仁和寺は観光客も少なく、とてもゆったりとした気持ちで境内をめぐることができました。
仁和寺を訪ねた感想
仁和寺で特によかったのは、山門の左側にある本坊の黒書院から遠めに眺める五重塔。黒書院の目の前には池があり、その向こうに見える五重塔は、普段の生活では決して見られないもの。雨が強く降っていたこともありますが、少し長めにこの景色を楽しむことにしました。私自身の感想でいえば巡った5つの寺院の中では、仁和寺が最高でした。
※ 仁和寺での所要時間 70分
5 妙心寺(みょうしんじ)
妙心寺から嵐電北野線の踏切を渡り約10分で妙心寺北門に到着。さらに妙心寺内を歩き約5分で本日のお散歩コースの最終目的地である法堂に到着します。
妙心寺で特に有名なのが法堂の天井に描かれた雲龍図。雲龍図は、江戸時代の初期に狩野探幽が8年の歳月をかけて描いたもので、ここでは解説付きで楽しむことができます。
※ 妙心寺での所要時間 40分
妙心寺から徒歩で5分で山陰本線(嵯峨野線)の花園駅に到着。本日の予定は終了です。
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金閣寺周辺のお散歩コース(まとめ)
それでは、私が散歩をしながら巡った5つの寺院を所要時間入りでまとめてみます。到着 | 所要時間 | 出発 | 次の場所への徒歩時間 | |
① 金閣寺 | 午前9時20分 | 40分 | 午前10時 | 20分 |
② 等持院 | 午前10時20分 | 40分 | 午前11時 | 10分 |
③ 龍安寺 | 午前11時10分 | 90分(食事時間45分含む) | 午後12時40分 | 15分 |
④ 仁和寺 | 午後12時55分 | 70分 | 午後2時05分 | 15分 |
⑤ 妙心寺 | 午後2時20分 | 40分 | 午後3時 | 5分 |
花園駅 | 午後3時5分 |
さいごに
この記事では「京都散歩コース2金閣寺と周辺の4寺院を歩いて巡った経験談」をテーマに、私自身がお散歩コースを設定し、実際に歩いて巡った5つの寺院の感想や拝観の所要時間などをご紹介してきました。ツアーなどで行く場合は、自分で予定を組むこともないので、こうした巡り方をすることはないかと思います。でも、中には自分で自由に歩きたい。そう考える方もいるかもしれないと思い、記事を書き進めていきました。
実は、この日の私は行きたい場所が他にもありました。それは、壬生寺や八木邸といった新選組ゆかりの場所です。そのため、5つの寺院巡りは半日でもなく1日でもないものとなりました。
そこで記事の最後に、このコースを半日で巡る場合と1日で巡る場合のおすすめのお散歩コースを、簡単にご紹介しておきたいと思います。
金閣寺周辺のお散歩コース(半日の場合)
半日コースとする場合のおすすめは、金閣寺・龍安寺・仁和寺の世界遺産の三寺院巡りです。この場合、金閣寺から仁和寺までは「きぬかけの路」を使います。きぬかけの路は特に風情があるわけではないものの、歩きやすくそれほどの高低差もないのでお散歩コースにするにはうってつけの道です。
また、後の半日はどうするかは頭を悩ませるところですが、おすすめは嵐山観光。御室仁和寺駅から嵐山駅までは電車を乗り継いで約20分。
午前は世界遺産を巡り、午後は嵐山で観光を楽しむ。あるいはその逆もありですが、この場合は拝観時間に注意をする必要があります。何れにしても、金閣寺周辺観光と嵐山観光をセットにするのは、とても楽しそうですね。
金閣寺周辺のお散歩コース(1日の場合)
この場合は、今回ご紹介したお寺に一部を追加することになります。たとえば、金閣寺の近くにはわら天神、妙心寺の近くには法金剛院。また、金閣寺の1キロ~2キロ圏内には北野天満宮・千本釈迦堂・平野神社・大将軍八神社などもあります。
今回ご紹介した5つのお寺と、今回のコースの近隣にある神社仏閣の中から選択して1日コースにするのも良いかもしれません。
もちろん、行く場所を絞って一つ一つの場所に時間をかけるのもありです。
金閣寺周辺には神社仏閣だけでもたくさんの見どころがあります。少しでも、この記事が参考になればうれしいです。
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