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東京の五重塔の場所はどこ?4か所のアクセスや特徴とは

最終更新日:2018-11-01
浅草寺の五重塔

はじめに

古都のイメージにピッタリとくる五重塔。五重塔といえば、京都や奈良を思い出します。

ところが、古都とはいえない東京にも五重塔がいくつかあります。そこで、この記事では東京にある4つの五重塔の場所やアクセス、そして特徴を簡単にご紹介します。

東京の街歩きで、五重塔をテーマに1日を過ごすのも楽しいかもしれないですね。

まずは、東京の五重塔を4つご紹介し、次にそれぞれの特徴や場所をご案内していきます。

東京にある4つの五重塔

1 池上本門寺 東京都大田区
2 旧寛永寺 東京都台東区
3 浅草寺 東京都台東区
4 高幡不動 東京都日野市

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東京の五重塔1 池上本門寺(いけがみほんもんじ)

池上本門寺の五重塔
場所 東京都大田区池上1-1-1
アクセス(電車の場合) 東急池上線「池上駅」下車徒歩10分     都営浅草線「西馬込駅」南口下車徒歩12分
池上本門寺は日蓮宗四大本山の一つに数えられる由緒ある寺院です。

池上本門寺の境内にそびえたつ五重塔は江戸時代に建立されたもの。寺院に比べたら歴史的には新しい五重塔ですが、それでも関東にある江戸時代に建立された4つの五重塔(※1)の中では一番古いものとされています。

池上本門寺の五重塔が建立されたのは慶長12年(1607年)。江戸幕府の第2代将軍徳川秀忠の乳母である大姥局(おおうばのつぼね、1525年~1613年)の発願によるものです。

元々の五重塔は池上本門寺の中でも別の場所にありましたが、建立直後の 慶長19年(1614年)の地震で傾いたことから、元禄16年(1703年)に現在の場所に移築をされています。

池上本門寺の五重塔は総高約31メートル。特徴は、初層が和様で、二層以上は唐様であること。また、塔自体の上層に向かっての逓減率の小さいため、細長い塔身に見えることも特徴的です。

なお、池上本門寺の建物の多くは東京大空襲により消失してしまいましたが、五重塔は境内の外れの場所にあったため難を逃れています。

(※1) 江戸時代に関東で建立された4つの五重塔

読み方 建立 場所
池上本門寺 いけがみほんもんじ 慶長12年(1607年) 東京都大田区
法華経寺 ほけきょうじ 元和8年(1622年) 千葉県市川市
旧寛永寺 きゅうかんえいじ 寛永16年(1639年) 東京都台東区
日光東照宮 にっこうとうしょうぐう 文政元年(1818年) 栃木県日光市
※ すべてが重要文化財に指定されています。

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東京の五重塔2 旧寛永寺(きゅうかんえいじ)

旧寛永寺の五重塔
場所 東京都台東区上野公園9-83
アクセス(電車の場合) JR「上野駅」下車徒歩8分 他
旧寛永寺の五重塔は、元々は上野東照宮の一部として建立されています。その後、明治時代の神仏分離令により寛永寺の所属となりますが、さらに1958年(昭和33年)に寛永寺より東京都に寄託されています。

そのため一般には「旧寛永寺五重塔」で知られています。

寛永寺の五重塔は総高約32メートル。最初の建立は寛永8年(1631年)ですがすぐに消失。現在の五重塔は寛永16年(1639年) に再建されたものです。

寛永寺の五重塔の特徴は、全層が和風で造られていること。この点は池上本門寺と異なりますが、高さは池上本門寺とほぼ同じ、また逓減率も小さいという点も共通しています。

池上本門寺と旧寛永寺の五重塔を見比べて、違いを探すのも楽しいかもしれないですね。なお、旧寛永寺の五重塔は上野動物園内にあるので、身近で見たいという場合は上野動物園に入園する必要があります。

東京の五重塔3 浅草寺(せんそうじ)

場所 東京都台東区浅草2-3-1
アクセス(電車の場合) 東武スカイツリーライン・東京メトロ銀座線・つくばエクスプレス・都営地下鉄浅草線「浅草駅」下車徒歩5分
浅草寺の五重塔の歴史は古く、遅くとも江戸幕府第3代将軍徳川家光の時代にはあったとされています。

この時の五重塔は江戸時代から人気があり、江戸の町民は浅草寺・上野寛永寺・芝増上寺・谷中天王寺にあった五重塔を「江戸四塔」として親しんでいたと言われています。

また、明治以降も観光名所の一つとして親しまれていましたが、1945年(昭和20年)の東京大空襲で焼失をしてしまいます。

現在の五重塔は1973年(昭和48年)に再建されたもので、総高約53メートル、鉄筋コンクリート造の五重塔です。歴史的には新しく、しかも造りも現代のものですが、それでも五重塔は浅草寺のシンボル的存在になっています。

浅草寺周辺はすべてが観光名所。観光名所の一つとして浅草寺の五重塔は欠かせない存在です。

東京の五重塔4 高幡不動尊(たかはたふどうそん)

高幡不動尊の五重塔
場所 東京都日野市高幡733
アクセス(電車の場合) 京王電鉄・多摩都市モノレール「高幡不動駅」下車徒歩4分
金剛寺、通称高幡不動尊は真言宗智山派の寺院です。金剛寺は平安時代よりあったとされていますが、五重塔は新しいものです。

高幡不動尊の五重塔が創建されたのは1980年(昭和55年)で、総高45mの鉄筋コンクリート造。高幡不動尊には元々五重塔はなく、現在あるものは新たに建立されたものです。

高幡不動尊の五重塔は歴史的価値はありませんが、様式は平安初期の特徴を模したもの。また、高幡不動尊全体がパワースポットとして人気があること、さらに、高幡不動尊は新選組の土方歳三ゆかりの地ということで、1年中多くの人で賑わいを見せています。

まとめ

この記事では、東京都内にある4つの五重塔の場所やアクセス、そして特徴を簡単にご紹介してきました。

4つの五重塔の中で歴史的に由緒あると言えるのは、池上本門寺と旧寛永寺の五重塔。一方、浅草寺と高幡不動尊の五重塔は、昭和の時代に造られた鉄筋コンクリート製の五重塔で、歴史的価値を求める人にとっては物足りないかもしれません。

でも、いつ造られたのか、どのように造られたのかは関係なく、五重塔は見ているだけでも美しい建造物であることは間違いありません。

池上本門寺・旧寛永寺・浅草寺の五重塔は東京都23区内、高幡不動尊の五重塔は23区外。距離的には少し離れていますが1日で回れないわけでもありません。

1日しか時間がとれない、でも4つの五重塔を見てみたいという方は、ぜひ効率的に予定を立てて4つの五重塔の美しさを堪能してみてください。

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こんにちは!風来爺です。年金を受け取る年齢ではないものの最近は体力の衰えを感じる自由人です。大学時代はアルバイトばかりしていましたが一応は日本史専攻、そして今は田舎に住んでいて季節の移り変わりを楽しんでいます。そんなことから、このサイトでは季節や歴史の話題を中心に思いつくままいろいろなことを書いています。

人間は柔らかいのですが、文章は硬くなりがちです。読みにくい部分もあるかと思いますが末永くお付き合いください。

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