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飽和と不飽和とは?2つの脂肪酸の特徴や違いはこれだった!

脂肪酸の種類

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人間が生きていくうえで糖質とともに必要なのが脂質です。糖質も脂質も過剰摂取は禁物ですが適量摂取は必要です。

その脂質の成分の一つが脂肪酸ですが、脂肪酸は大きく分けると「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2種類があります。 一般的に飽和脂肪酸は動物に多く、不飽和脂肪酸は植物に多いという特徴があります。

では、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の違いとは何でしょうか?

その違いを構造、酸化、融点などから眺めてみました。

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飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸 構造の違い

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸は構成する分子の結びつきの違い、つまり構造が違うことで分類をされています。

脂肪酸を構成する分子の一つに炭素があります。 炭素には4本の手があり、それが他の分子と結びつきます。

このとき、炭素と炭素が一つずつ手を出し合って結合することを単結合といいますが、すべての炭素が単結合していることを飽和、 そしてすべての炭素が単結合でできる脂肪酸を飽和脂肪酸といいます。

一方、炭素と炭素が一つではなく、2つ以上の手を出し合って結合することを二重結合や三重結合と称し、これらを総称して不飽和結合といいます。 そして不飽和結合でできた脂肪酸が不飽和脂肪酸です。

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸 酸化の違い

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸は構造の違いから、酸化の違いという特徴が生まれます。

飽和脂肪酸のように炭素と炭素が単結合で結ばれている場合、そこに酸素が割り込んでくることは難しいとされています。 一方、不飽和脂肪酸については酸素の割り込みが容易であるという特徴があります。

言い換えると、飽和脂肪酸は酸化しにくく、不飽和脂肪酸は酸化しやすいという特徴があります。

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸 融点の違い

飽和脂肪酸は融点が高く常温では固体の状態です。 一方、不飽和脂肪酸は融点が低く常温では液体の状態です。

ところで「飽和」という字ですが、この字にはどのような意味があるのかというと、 人間の体温では油が溶けきらないことを「飽和」、人間の体温で溶けきってしまうことを「不飽和」と言います。

飽和脂肪酸は融点が高いため、たとえば肉を食べてもその肉に含まれる油は人間の体温では溶けきらず、その一部が塊のようになり体内に残ってしまいます。 つまり飽和脂肪酸の過剰摂取はドロドロの血の原因になり、中性脂肪やコレステロール値を上げることになります。

一方、不飽和脂肪酸は融点が低いため、摂取しても体内で固まることはなく、コレステロール値を下げる役割があります。

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飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の特徴

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸は、構造、酸化、融点、それぞれに違いがあります。
さらにこうした違いから、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸にはさまざまな特徴が見出せます。

それを記したのが次の表ですが、不飽和脂肪酸についてはさらに細かな分類があるため、そのことを表に含めてみました。

 
飽和脂肪酸 バター、ラード
不飽和脂肪酸 オメガ3 αリノレン酸、DHA、EPAを含む油 亜麻仁油、紫蘇油、荏胡麻油など
オメガ6 リノール酸を含む油 ごま油、大豆油、コーン油など
オメガ9 オレイン酸を含む油 オリーブ油、キャノーラ油、パーム油、ひまわり油など
上記の不飽和脂肪酸のうち、オメガ3とオメガ6は多価不飽和脂肪酸です。多価不飽和脂肪酸は体内で摂取することができない必須脂肪酸なので体外から取り入れる必要があります。

オメガ9は一価不飽和脂肪酸になります。

では、それぞれの脂肪酸にはどのような働きがあると考えられているのでしょうか。 次のとおりそれぞれに期待をされている効果の一例をあげてみました。

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飽和脂肪酸

・ エネルギーを作り出す
・ 脳出血を予防する
・ ただし、コレステロール値を上げる

オメガ3脂肪酸

・ アレルギー疾患、高血圧、ガンを予防する
・ 血栓、高脂血症、動脈硬化を予防する
・ 脳の状態を正常に保つ

オメガ6脂肪酸

・ コレステロール値の低下、動脈硬化を予防する
ただし、善玉コレステロールも低下させることが示唆されている

オメガ9脂肪酸

・ 悪玉コレステロール値を低下させる
・ 循環器系疾患リスクを低下させる

まとめ

脂肪酸は人間が生きていくうえで必要なものです。

ただ、食生活の変化などから、普通の生活をしていても過剰摂取となってしまう脂肪酸がある一方、普通の生活では必要摂取量が確保できない脂肪酸もでています。

脂肪酸は必要であるとはいっても適量摂取とバランスの良い摂取が何よりも大切。

まだ、このあたりについては研究途上というものもあるようですが、今後の研究成果に期待をしたいですね。


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