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寒中見舞いの時期と喪中時に注意したいポイントを簡単解説

寒中見舞いの頃に咲く梅の花
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寒中見舞いの時期と喪中時のポイントを簡単解説

年が明けると寒中見舞いが届くことがあります。

年賀状ほど届く枚数は多くないものの、思わぬ時期に思わぬ方から届くこともあるので、寒中見舞いはより印象的になります。

気になる寒中見舞い。

そこで、寒中見舞いを出す時期はいつからいつまでなのか。

あわせて、喪中の場合に注意をしておきたいポイントなどについて、簡単にご案内をしていきます。

寒中見舞いの時期とは

まずは、寒中見舞いなどの時期を時系列に並べてみたいと思います。

寒中見舞いを出す時期は年賀状のあと。

寒中見舞いの時期が終ると余寒見舞いになります。

年賀状 ⇒ 寒中見舞い ⇒ 余寒見舞い

では、寒中見舞いを出す時期は、いつからいつまでになるのでしょうか。

寒中見舞いの時期はいつから

まずは「いつから」です。

寒中見舞いの時期のいつからは「寒」という漢字のとおり、寒の入りからになります。

寒の入りの時期は、年によっても異なりますが概ね1月5日頃。寒中見舞いのいつからは1月5日頃になりそうです。

しかし、答えは1月5日頃ではなさそうです。なぜかというと、1月5日は松の内だから。

松の内までは年賀状の時期になりますので、寒中見舞いは松が明けてから届くようにするのが基本になるようです。

ここで困るのは地域によって松が明ける日が異なること。

 

関東で、松の内は1月7日までで、松明けは1月8日。

関西で、松の内は1月15日までで、松明けは1月16日

 

とされる場合が多いようです。

そうしたことを考えると寒中見舞いのいつからは、早くても1月8日以降。できれば、1月16日以降に届くようにするのが無難なようです。

寒中見舞いの時期はいつまで

寒中見舞いは「寒中」に出すものとされています。

寒中は、寒の入りから始まり、寒中を経て、寒の明けで終わります。

寒中見舞いのいつからについては、寒の入りではなく松明けが望ましいとお伝えしました。

では、寒中見舞いの「いつまで」はというと「寒の明け」、すなわち「節分」になります。

節分は立春の前日のことで、概ね2月3日頃が節分にあたります。

つまり、寒中見舞いのいつまでは2月3日頃までということになります。

もっとも節分の日は、年によってずれることがあります。そのため、寒中見舞いのいつまでは1月の終わりまでが無難と言われています。

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年賀状と寒中見舞いの違い

寒中見舞いの頃に降る雪で作ったうさぎ
寒中見舞いは喪中でも出せるのでしょうか。

これについては、まず年賀状と寒中見舞いの意味の違いから考えてみたいと思います。

年賀状の意味は新しい年の幕開けを寿ぐためのものです。一方、寒中見舞いはまったく別の意味を持っています。

寒中見舞いは、相手の安否を気遣うという意味を込めて出すものです。

寒中見舞いの時期は、1年の中でももっとも寒さの厳しい季節。

厳しい冬の中で「体調を崩してはいないだろうか」。そんなことを気づかうために送られる書状です。

このように年賀状と寒中見舞いは、送る時期も、送る意味もまったく異なります。

したがって、同じ相手に年賀状と寒中見舞いを送ることは決して間違いではありません。

もっとも一般的には、年賀状と寒中見舞いは時期が近接するため、年賀状を送った相手には寒中見舞いを省略することも多いようです。

また、寒中見舞いについては、年賀ハガキのようなものはありません。

暑中見舞いの「かもめーる」のようなハガキもありません。

寒中見舞いは、普通のハガキを使うことが一般的ですし、なかには封書で送る方もいます。

なお、郵便局で販売されているハガキの中には、デザインが施されているものもありますが、こうしたハガキを寒中見舞い用として利用している方も多いようです。

寒中見舞いは喪中でも出せるの

では、喪中に寒中見舞いを出すことはできるのでしょうか。

まずは、寒中見舞いは一般的にどのような場合に利用されているのかを考えてみたいと思います。

 

寒中見舞いは、

⇒ 年賀状を出すのが遅くなり松の内を過ぎてしまった場合

⇒ 年賀状をいただいたが返事が遅くなり松の内を過ぎてしまった場合

⇒ 寒中見舞いをいただいた相手への返信として使う場合

に出すものとされています。

 

また、次のような場合にも寒中見舞いが利用されています。

 

⇒ 相手が喪中の場合に年賀状の代わりとして出す場合

⇒ 自分が喪中の場合に年賀状をいただいた方に返信として使う場合

 

以上のことから喪中であっても、「相手の安否を気遣う」という意味合いを持つ寒中見舞いは出すことができるというのが、「寒中見舞いは喪中でも出せるの」の答えになります。

喪中に寒中見舞いを出す場合の注意したいポイント

前述のように、相手が喪中の場合でも、自分が喪中の場合でも、寒中見舞いを出すことはできます。

では、このときに注意しておきたいポイントにはどのようなものがあるでしょうか。

寒中見舞いは、相手の安否を尋ねるものです。

したがって、寒中見舞いは普段はなかなか会えない方に対して出すのが基本で、頻繁に会っている方に対しては書面ではなく、直接会ってお伝えするものとされています。

喪中であっても寒中見舞いは出すことはできますし、そのときの文章も特に異なった書き方をする必要もありませんが、あくまでもなかなか会えない方に対して、相手の安否を尋ねるという意味で送るものという点には注意を払いたいものです。

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まとめ

寒中見舞いの文字のイラスト
この記事では、寒中見舞いを出す時期と、喪中でも寒中見舞いを出すことはできるのか。

そして、そのときに注意しておきたいポイントを簡単にお伝えしてきました。

寒中見舞いは寒中に届くようにするものなので、額面通りにとらえれば「いつから」は寒の入りから、「いつまで」は寒の明けまでになります。

しかし、実際に寒中見舞いを出す時期はもう少し時期を狭めることが望ましいようにも思われます。

 

寒中見舞いの、

届く時期のいつからは、1月16日以降、

届く時期のいつまでは、1月末まで。

 

絶対的な基準があるわけではありませんが、寒中見舞いについては時期をより狭めておくことが良いように思われます。

また、喪中でも寒中見舞いは出せるのかについては、出せるというのが答えになります。

もっとも、寒中見舞いは相手の安否を確認するものなので、頻繁に会っている方には寒中見舞いではなく、直接にあってお伝えをするのがルールのようです。

年賀状とは異なり、寒中見舞いはそれほどの馴染みはありません。

だからこそ、寒中見舞いを出す時期や、喪中の時の対応などについては、知っておきたいところですね。

 

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